 ハートセービングプロジェクト(略称「HSP」)って?
日本の医療ではすぐにできる手術でもモンゴルの厳しい経済状況下ではそれが難しいこどもたちが大勢います。こうしたこどもたちを一人でも多く救いたいと、日本とモンゴル国の医師団が協力しあいながら2001年からモンゴルで医療支援活動を行っています。2008年までに合計9回実施しました。今後も継続して活動をすすめるために2008年9月、正式にNPO法人となりました。
はじまりは出会いから

Dr. Enkhsaihan Dr.羽根田紀幸
モンゴル人女性医師P.エンフサイハンさんが島根医科大学(現島根大学医学部)に留学してきたのが、理事長・羽根田紀幸医師との出会いでした。出産時の心臓病発症率が日本や欧米では150人に一人の割合がモンゴルでは100人に1人。日本の小児医療とモンゴル国の現状を比較して、なんとかできないだろうかと話したことがきっかけでした。理事長・羽根田紀幸医師と、副理事長・黒江兼司医師が自己資金で初めてモンゴル国を訪れたのが、2001年。治療の成功したモンゴルのこどもたちの笑顔が忘れられず、なんとか続けられないかと必要な医療物資の寄付を集めながら毎年この活動を続けて続けてきました。
1回の渡航で一週間ほど滞在し、地方と首都ウランバートルでの検診で心エコー検査を実施。その中からカテーテル治療の必要な子どもたちにウランバートにある
国立第3病院で施術をします。今までの9回の渡航で総勢915人の検査をして、207例の治療カテーテルを実施してきました。現地で不足している医療物資と携帯型エコー検査機など2008年は52箱ほどの荷物を運びいれました。
これからの目標
現在、日本の医師団はモンゴル国の医師団と共にモンゴルのこどもたちの医療に従事することで、国境を超えて医療の交流を図っています。共通語である英語はもちろん、モンゴル国内で日ごろから日本と交流のある業務に携わっている日本語モンゴル語通訳者を介して、検討会も開いたり、現場で討論も行っています。
しかし、日本からHSPの医師団が渡航すると、モンゴル国の各地からたいへん大勢の患者が、治療を行う病院に集まるため、診察にかかる時間もたいへん長く、お互い意見交換をする時間が足りないのが実態です。カテーテル医療がまだはじまったばかりのモンゴル。日本からHSPの活動に参加する医師たちは、一刻も早く、モンゴルに日本の技術を定着させたいと願っています。
また、HSPはモンゴルから始まりましたが、小児循環器医療技術がモンゴル独自で進み始めたあかつきには、活動の場を求めて次の国を、という夢もあります。
目的
この法人は、海外医療ボランタリー活動をする日本の医療チームを対象者として
、その活動を支援する事業を現地および日本国内で行い、さらにその活動を日本
で広報する事業を行い、対象地域の保健、医療の増進を図るとともに、国際協力
の活動に寄与することを目的とする。この法人は、上記の目的を達成するため、
特定非営利活動促進法第2条別表1号(保健、医療又は福祉の増進を図る活動)
、及び9号(国際効力の活動)を行う。
この法人は上記の活動に係る次の事業を行う。
1.海外医療ボランタリー活動を現地で支援する事業
2.海外医療ボランタリー活動を日本で支援する事業
3.海外医療ボランタリー活動を日本で広報する事業
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