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« 最近の活動  2009/8/4. . 私は、受診するこどもたちの日常生活の様子を取材するため、他の方々よりも三日早く現地入りいたしました。
予算の都合上、飛行機では行かず、一一○○キロメートルの道のりを車で走行することとなりました。午後一時過ぎにウランバートルを出発して早々に車のトラブルに見舞われ、再びウランバートルへ引き返すこととなりましたが、なにせ1100キロメートルの道程、二日間かけて走行する予定なので、一時間、二時間の遅れなど気にすることもない。雄大な大自然の国モンゴルでは時間の流れもゆったりと感じられるほどです。
草原の国モンゴルでは、日本のように舗装された道は少なく、草原と砂漠の道なき道を行くという状況でした。行き交う人も車も少なく、羊や馬、牛や駱駝を車窓に眺めつつ、ひたすら走り続けました。
目的地ゴビアルタイは二日後の午後九時過ぎに到着。この時期のモンゴルは日が長く、空はまだ明るさを残していました。このゴビアルタイでふたつの家族のこどもたちを取材しました。二家族とも、突然の訪問にもかかわらず、快く取材に応じてくれました。こどもたちは多少興奮しているのか、おどけて見せたり、思いっきりはしゃいだりしています。このこどもたちは自分の病気のことを知っているのだろうか?疲れはしないか?息切れしないか?こちらが心配してしまうくらい元気に迎えてくれました。
検診の結果、一人は一歳八ヶ月の女児で、今は急ぐことはないので三歳ぐらいまで様子を見ましょうということになりました。もう一人は四歳の女児で、ゴビアルタイからさらに西に三○○キロメートル離れたところに住んでいます。昨年もウランバートルで検診を受けたのですが、一年間ほど様子を見てからということで、再度受診となった子です。検診の結果、手術が必要ということで九月の羽根田紀幸医師の班での手術が決まりました。
今回、検診を実施した病院は、人口五万七○○○人のゴビアルタイ県で唯一の病院です。ここで、大人も含めると九十数名という大人数を二日間で検診しました。そのなかには、すでに手の施しようのないこどもが二人いました。もっと早く検診を受け、しっかりとした医療機関で治療を受けていればと思わずにはいられませんでした。
昨年手術を受けた子供の家族にも会い、話を聞くことができました。手術をする前は、すぐに疲れ、風邪も引きやすく、毎月のように病院に行っていたそうですが、手術をしてからの一年間は、検査のための通院だけで済んでいると、大変感謝されていました。
ある先生の言葉です。「僕たちが治療することによって子供たちの寿命は確実に伸びている」と。ハートセービングプロジェクトで治療を受けたこどもたちが、元気に成長することを心から願っています。
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